子どもたちの反乱
ゆうのクラスは4年生になった時に担任が変わった。 今まで高学年を受け持っていた男の先生で、30代くらいだけど ベテランの風格がある。 ゆうは5月くらいから、「先生の授業つまんない」とか「何か急に厳しくなる」とか 不満を言っていた。でもまあ 厳しいと評判だったし、4年生になったらそれくらいの方が いいのかな、うちのクラスは 暴れん坊もいるし・・くらいに思っていた。 それが夏休み前くらいから本格的に嫌がるように。 ゆうの話を聞くと確かに理不尽。 例えば、ゆうはやっていないことを先生はやったと言い、他の生徒たちに 「やったのを見ただろう?・・え、見ていない?本当に?」と言って、 結局ゆうが悪いことになってしまったり。 一度私が話し合いの場を持ったんだけど、自分は事実確認をしただけ、 私は正しいの一点張り。 なるほどな~、学校は非を認めないってこういうことなんだろうなあと痛感した。 敵対してもゆうにマイナスになると思い、先生を持ち上げつつ 「こうしてもらえるともっといいです」と下からお願いしておいた。 それがここに来て風向きが変わってきた。 学校で生徒に学校生活のアンケートをとったそうで、中には先生に関する項目があった。 担任に不満を持っていたのはゆうだけではなく、 クラスの他の子どもたちも 「先生が怖い」 「悪くないのに怒られる」などなど書いたそう。 アンケートを見た担任は自分に不利なことを書いた子どもたちを呼び、 中には勘違いだから書き直すようにと言われて書き直させられた子も。 一方のゆうは今までのうっぷんがたまっていたこともあり、担任に言われても 「僕は怖いって思ったから」で押し通したそうな。 結果、不満を書いた子どもたちは校長室に呼ばれ、ゆうは 「校長先生にぜ~~~んぶ話した。」 とのこと。 授業中に間違えた漢字を書き直そうと消しゴムで消していたら 「お前、 オレの言うこと聞いてないだろう!」と頭をつかまれたとか、 イライラした担任が机を蹴飛ばしたとか。 夫が「学校公開の時と全然違うね」と言ったら、「うん、それみんな言ってる」って。 校長先生にはゆうだけでも15分くらい話したそうで、他の子供たちも 同じくらい話していたみたい。 忙しい校長がよくそんなに話を聞いてくれたねって言っ...