ばあちゃん

今日の道


家族で歩きたい。
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今日、ふとある人のことを思い出した。
兄や私が小さい頃に我が家にいたベビーシッターのおばあちゃん。
その名も「ばあちゃん」。

兄が生まれてすぐに母が病気で入院してしまって、求人を出して来たのがばあちゃんだった。
自営業で両親が働いてたので、母が元気になって仕事に復帰してからもそのままばあちゃんは兄のことを見てくれて、そのうち私が生まれて私のことも見てくれていた。

私にとっては実の祖母よりずっと近い人だったから、私が幼稚園に入る頃、ばあちゃんが辞めちゃった時はすごーくショックだったらしい。

当時4歳の私は内緒で一人でばあちゃんに電話をかけ、「おばあちゃん(実の祖母)が階段から落ちて怪我しちゃったの。ばあちゃん、帰ってきて」と嘘をついたこともあるそうな。
全然覚えてないけど、よく電話かけられたなあ。

そのままずっと会わなかったけど、私が小学2年生くらいの時に会おうってことになって、電車で2時間くらいかかるばあちゃんの家の最寄り駅に母に連れて行ってもらった。
が!ドジな母が電車を間違えて、結局待ち合わせ場所には2時間くらい遅刻。。。

駅のホームに着いた時、階段から必死な表情で私達を探すばあちゃんの表情や私達を見た時の喜ぶ様子が忘れられない。
携帯なんてあの頃はなかったから、きっとすごく不安に感じていただろう。
それでも2時間も待っていてくれたのは、ひとえに私や兄に会いたかったから。
一緒に食事してる時も、食べるより私達のことをずっと見ていた。


ばあちゃん、いっぱいかわいがってくれてありがとう。





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